ロンされないために

和了りが発生し自分の点数が減ってしまう時は、相手がツモ和了りした時と相手に自分がロンされた時となります。(相手同士でロンが発生した場合は点数は減りません)
ただしツモ和了りされた時と比較して、自分がロンされた場合に自分だけの支払いになるため、順位が下がってしまう要因となってしまいます。
そのためなるべくロンされないようにしなければなりません。ロンされないために麻雀のルールの一つである「フリテン」を説明します。

フリテンの状態になっている人はロン和了りすることができません(ツモ和了りはできます)。またフリテンの状態ではフリテン扱いとなっている牌以外の待ち牌に対しても対象となります。例えば以下の牌姿で④がフリテン扱いとなっている場合、⑦も待ち牌に関わるため同様に⑦もフリテン扱いとなります。
一一一三四五⑤⑥88白白白 ←④か⑦が来れば和了り

フリテンの種類は以下の通り3種類存在します。
①待ち牌を自身が既に捨てている場合
和了り牌が既に自身の捨て牌にある場合、フリテンとなります。
②リーチ後に待ち牌を他の人が捨てたにも関わらず和了らない場合
リーチ後にロンとなる和了り牌が出ているにも関わらず、和了りとしない場合、フリテンとなります。
③待ち牌を他の人が捨てたにも関わらず和了らない場合(リーチはしていない)
ロンとなる和了り牌が出ているにも関わらず、和了りとしない場合、次の自身のツモ番になるまでの間はフリテンとなります。ただし、この場合ツモ番が来たらフリテンは解消されます。

フリテンとは自分がテンパイした時に、その和了り牌を自分が既に捨てていた場合、その牌及び待ち牌に関わる牌を自分はロン和了りできなくなることです。(ツモ和了りはできる)
上記のフリテンの特性を活用すると、フリテンの種類①~③については以下が言えます。
①待ち牌を自身が既に捨てている場合のフリテン:相手の捨て牌にある牌を相手はロンすることができません。つまり相手の捨て牌にある牌を切ればロンされません。
②リーチ後に待ち牌を他の人が捨てたにも関わらず和了らない場合のフリテン:相手はリーチ後に自身の待ち牌が他の人から捨てられたにも関わらずロンしなかった場合、相手はロンすることができません。つまりリーチ後に他の人から捨てられた牌を切ればロンされません。
③待ち牌を他の人が捨てたにも関わらず和了らない場合のフリテン(リーチはしていない):相手は自身の待ち牌が他の人から捨てられたにも関わらずロンしなかった場合、相手は次のツモ番が来るまでロンすることができません。つまり他の人から捨てられた牌を次の相手のツモ番が来るまでに切ればロンされません。

フリテンを活用してロンを防ぐ状況は主には相手がリーチをしてきた時になります。それは相手がテンパイしていることが明らかであるためです。
相手がリーチをしてきてロンされたくないときには、相手が捨てている牌及びリーチ後に他の人が捨てた牌を捨てていきましょう。

また字牌についても比較的安全と言えるでしょう。
なぜなら和了りの形を目指すための牌の優先順位②のコラムで説明したように、字牌はシュンツを作れず使いづらい牌であるため、相手の待ちになることが少ないためです。
ただし、相手が捨てている牌と違って必ずロンされないというものでは無く、待ちになっていた場合はロンされてしまうので、その点は注意しましょう。

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