前回のコラムでは最も高い3つの役について紹介しました。
続いて上記3つの役に比べれば出現頻度は下がりますが、それでも実践では多く見られる3つの役について説明します。
・七対子(チートイツ)
・対々和(トイトイ)
・混一色(ホンイツ)
・七対子(チートイツ)
和了りの形例:二二五五③③⑥⑥1144東東
麻雀の和了りの形はシュンツまたはコーツを4組+ジャントウを1組の合計14枚の形と伝えていましたが、例外が存在します。そのうちの一つが今回紹介するチートイツの和了りの形です。
チートイツはジャントウを7組の合計14枚の形で成立します。
チートイツの役の条件を満たすのは以下の1つのみです。
①面前聴牌であること
ジャントウのみの形で成立する役であることから、鳴いて作れないジャントウは自分のツモのみで作る必要があります。
役の成立条件の話からは逸れてしまいますがチートイツの名前の由来を説明しますと、ジャントウはトイツとも呼び、それが7(チー)つなのでチートイツと呼ばれています。
・対々和(トイトイ)
和了りの形例:中中 四四四(ポン) ⑥⑥⑥(ポン) 8888(カン) 西西西(ポン)
トイトイの役の条件を満たすのは以下の1つのみです。
①コーツまたはカンツ4組+ジャントウ1組の形とすること。
この役は鳴いても成立します。なのでコーツまたはカンツ4組を自分のツモか、「ポン」、「カン」を使って揃えることができれば役として成立します。
極端に言いますと、「ポン」を4回行って、単騎(タンキ)待ちにすればトイトイをテンパイすることができます。
・混一色(ホンイツ)
和了りの形例:①①③④⑤南南南 ⑦⑧⑨(チー) 北北北(ポン)
ホンイツの役の条件を満たすのは以下の1つのみです。
①字牌と一色の数牌のみで和了りの形とすること。
この役は鳴いても成立します。なので「チー」、「ポン」、「カン」を使っても字牌と一色の数牌だけで揃えることができれば役として成立します。
余談ですが数牌のみで作る役も存在していて役の名前は清一色(チンイツ)と呼びます。
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