麻雀は誰かが和了ったら局が終わってしまうゲームなので、誰よりも早く和了る必要があります。そのため効率よく和了りの形を目指す必要があります。
ここでは効率よく和了りの形を進めるための牌の優先順位を説明します。
ターツについて
シュンツを構成する1つ前の状態であるターツについて説明します。
ターツとは必要な牌が1牌来ればシュンツとして成立する2牌の組み合わせのことを指します。ターツには以下のように3種類存在します。
・リャンメンターツ
・カンチャンターツ
・ペンチャンターツ
上記いづれのターツも必要な1牌が来ればシュンツが成立しますが、受け入れの種類が異なったり(カンチャンターツ・ペンチャンターツは受け入れが1種類であるのに対して、リャンメンターツは2種類)、リャンメンターツへの移行のし易さに違いが存在します。
リャンメンターツ:23のような形で1か4が来れば123または234でシュンツとして成立するような、2牌のどちらかが来ればシュンツとして成立するターツのことです。リャンメンターツは以下のパターンが存在します。ターツとしては唯一シュンツとなるための受け入れの種類が2種類存在する形となります。
23・・・1か4が来れば123または234でシュンツ。
34・・・2か5が来れば234または345でシュンツ。
45・・・3か6が来れば345または456でシュンツ。
56・・・4か7が来れば456または567でシュンツ。
67・・・5か8が来れば567または678でシュンツ。
78・・・6か9が来れば678または789でシュンツ。
カンチャンターツ:24や57のような形でそれぞれ3か6が来ればシュンツとして成立するターツのことです。受け入れは1種類です。カンチャンターツは以下のパターンが存在します。このターツは例えば24の場合、5が来れば45でリャンメンターツに変化するといった、ある牌が来ればリャンメンターツに変化させられるターツであることが特徴です。
13・・・2が来れば123でシュンツ。4が来れば34でリャンメンターツとなる。
24・・・3が来れば234でシュンツ。5が来れば45でリャンメンターツとなる。
35・・・4が来れば345でシュンツ。2または6が来ればそれぞれ23または56のリャンメンターツとなる。
46・・・5が来れば456でシュンツ。3または7が来ればそれぞれ34または67のリャンメンターツとなる。
57・・・6が来れば567でシュンツ。4または8が来ればそれぞれ45または78のリャンメンターツとなる。
68・・・7が来れば678でシュンツ。5が来れば56でリャンメンターツとなる。
79・・・8が来れば789でシュンツ。6が来れば67でリャンメンターツとなる。
ペンチャンターツ:12や89の形でそれぞれ3か7が来ればシュンツとして成立するターツのことです。受け入れは1種類です。このターツは他の牌が来てもリャンメンターツとして変化することがなく、カンチャンへの変化のみとなります。ペンチャンターツは以下のパターンが存在します。
12・・・3が来れば123でシュンツ。4が来れば24でカンチャンターツとなる。
89・・・7が来れば789でシュンツ。6が来れば68でカンチャンターツとなる。
ターツの優先順位:
上記より受け入れの種類、リャンメンターツへの移行のし易さから、リャンメンターツ、カンチャンターツ、ペンチャンターツに以下の優先順位が存在します。
リャンメンターツ>カンチャンターツ>ペンチャンターツ
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