・麻雀というゲームについて
麻雀は囲碁や将棋と比較して運に左右されるゲームです。
囲碁や将棋は盤面がすべて見えている状態で行われるため、運の要素が低く、実力が付きやすいことが挙げられます。
一方麻雀は一部の牌が伏せられている状態で進行していくため、相手が何の牌を持っているか分からないことがあったり、次に自分が引いてくる牌がわかりません。このため予測がつきづらい性質があり、どうしても運に左右されるところが出てきます。左記の通り牌が見えないということに加えて、最初に配られる配牌の時点で有利不利な状況があるということも、運要素を形成していると言えると思います。
つまりどんなに強い人でも運が良くなければ負けることがあり、逆に初心者であっても運が良ければ勝つこともあるのが麻雀というゲームです。
・麻雀のメリット
①脳の活性化
[1]麻雀をすることで脳のアンチエイジング(老化防止)に役立ちます。決断力や記憶力などを司る「前頭前野」や注意力や空間認識などを司る「頭頂連合野」が活性化しているという研究結果があります。実際に麻雀をしている人は実年齢と比較して脳年齢が3歳若いことが判明しています。
[1]日本健康麻将協会,今日から始める健康マージャン入門,朝日新聞出版,2024年,13ページ
②コミュニケーション
麻雀は最大4人で行えるゲームであるため、複数人と会話をしながら楽しむことができます。
③気軽にできる
麻雀は道具がなくても、雀荘に行ったり、スマートフォンやPCがあれば気軽にできます。雀荘の場合は多くは駅の周りに多くあるので、最寄りの駅の周辺にある雀荘へ行って友達と楽しんだり(セットという)、一人で行って知らない人たちと楽しむ(フリーという)ことができます。雀荘はまだ早いなと思う人でも、スマートフォンやPCを使って麻雀のゲームをインストールすれば、時間や場所に縛られずいつでもどこでも麻雀を楽しむことができます。他にも麻雀牌を自分で購入して一人で特訓や分析をすることもできます。このように麻雀はいつでもどこでも楽しむ機会があります。
・麻雀のメリット(教養として)
①ルールを守る
どんなゲームにもルールは存在します。麻雀の場合も例にもれずルールが存在しますが、その中にペナルティというもが明確に定義されており、ルールを破った際に不利になる取り決めがあります。麻雀をすることでルールを守ることを意識できるようになります。
②判断力の向上
麻雀は選択の連続です。どの牌を捨てるのか、相手が捨てた牌を鳴くのか鳴かないのか(後ほど説明します)、リーチをするのかしないのか、和了りを目指すのか防御に徹するのかといったその時その時で選択に迫られるものです。その時に迷うことなく、勝つための選択をすることが必要であるため、それを繰り返すことで判断力の向上につながると思います。
③計算力の向上
麻雀の点数計算は複雑であり、自分が和了った時にその複雑な計算を行って点数を申告する必要があります。ただしその計算方法にはルールがあり、そのルールを把握して自分の点数を計算することを繰り返すことで、計算力の向上につながると思います。
④自制心の向上
麻雀は最大4人で行うゲームであり、常に自分に有利な展開になることが少ないです。時には我慢して自分の欲望を抑える必要が出てきます。それを繰り返していくことで自制心の向上につながると思います。
⑤楽しい
ゲームであるからには楽しいということも大事な要素です。珍しい和了りができたり、高い点数を和了れたり、最終的に1位になったりと楽しいと感じるポイントが多くあるのが麻雀の魅力であると思います。
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