麻雀には30以上の役が存在し、全てを覚えなければならないと思われがちですが、出現頻度はそれぞれの役によって異なりますので、出現頻度が高いものを最初は覚えて、覚える余力が出てきたら他の役についても覚えていくことをお勧めします。
ここでは出現頻度が特に高い以下3つの役について説明します。
・立直(リーチ)
・断么九(タンヤオ)
・役牌(ヤクハイ)
・立直(リーチ)
和了りの形例:一一一三四五⑤⑥⑦88白白白
リーチの役の条件を満たすには以下の4つがあります。
①面前聴牌であること
鳴くことをせずに、自分のツモだけで和了りに必要な牌があと一つの状態を作る必要があります。なので「チー」、「ポン」、※「カン」はせずに手を進める必要があります。
例)一一一四五⑤⑥⑦88白白白
上記は三または六があれば和了りの形になる状態で、「~があれば和了りの形になる」状態になればリーチをすることができます。
※自分で4枚引いてきて行う「カン」はやってもいいです。
②「リーチ」と宣言すること
面前聴牌成立後「リーチ」と発声する必要があります。
③捨てた牌を横にすること
「リーチ」と発声した後に不要牌を横にして置く必要があります。
④場に1000点棒を出すこと
不要牌を捨てた後に自分の持つ点棒から1000点棒を場に出す必要があります。なお自分の点数が1000点未満の場合はこれができません。
なお、麻雀アプリの場合は①が成立すると「リーチ」の表示が出るので、それを選択し不要牌を選択することで②~④は自動でやってくれます。
・断么九(タンヤオ)
和了りの形例:二二二⑥⑦⑧44 五六七(チー) 888(ポン)
タンヤオの役の条件を満たすのは以下の1つのみです。
①一九①⑨19東南西北白發中を使わずに和了りの形にすること
この役は鳴いても成立します。なので「チー」、「ポン」、「カン」を使っても「一九①⑨19東南西北白發中」の牌を使わずに揃えることができれば役として成立します。
・役牌(ヤクハイ)
和了りの形例:一一一三四五⑤⑥⑦88 白白白(ポン)
ヤクハイの役の条件を満たすのは以下の1つのみです。
①白/發/中/自風牌(ジカゼハイ)/場風牌(バカゼハイ)をコーツまたはカンツとすること
自風牌は自分が何家なのかに関係します。局開始時に親が「東家(トンチャ)」となり、親の右の人が「南家(ナンチャ)」、親の正面の人が「西家(シャーチャ)」、親の左の人が「北家(ペーチャ)」となります。その各家に準じた牌がヤクハイ対象牌として扱われ、親(東家)が東、南家が南、西家が西、北家が北がヤクハイ対象牌となります。
場風牌は現在の局が何場なのかに関係します。対局の開始時には東場からスタートし、親を4人全員が1周するまでは東場が続きます。その後親が2周目に入れば南場に変わります。その後3周目は西場、4周目は北場となります。その対局が半荘戦であれば親を2周するまで続けるため、基本は東場と南場を経由します。その各場に準じた牌がヤクハイ対象牌として扱われ、東場では東、南場では南がヤクハイ対象牌となります。
白/發/中は何家か何場か問わず常時ヤクハイ対象牌となります。
この役は鳴いても成立します。なので上記ヤクハイ対象牌を自分で3枚もしくは4枚揃えるか、「ポン」、「カン」を使って揃えることができれば役として成立します。
なお、麻雀アプリの場合は今自分は何家なのか、何場なのかを画面上で表示しているので、自風牌/場風牌のヤクハイを成立させたい場合はチェックしましょう。
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