ドラについて

点数の高さについてのコラムで少し触れさせてもらった、ドラについて説明します。
ファン数は役の組み合わせとドラの数の合計で決まります。ドラ1つで1ファンになるためドラを沢山持っていればそれだけファン数が上がり、つまりは点数の高さに直結します。
なおドラは役ではないため、麻雀のルールのコラムの中の「和了りの条件」で説明させてもらった役を成立させることについては満たせないため、ドラだけで和了りはできないことに注意が必要です。なので役は役で作る必要があり、ドラは点数を上げるためのボーナスと考えましょう。

ドラは毎局異なります。ドラはドラ表示牌と呼ばれる牌山の中で1枚だけ表にされて表示されている牌があるのですが、その次の牌がドラになります。
どういうことかと言いますと、数牌であればドラ表示牌の次の数字の牌がドラになり、字牌であれば字牌の順序に沿ってドラ表示牌の次の牌がドラとなります。

具体的には以下となります。
※漢数字が萬子(ワンズ)、〇囲み数字が筒子(ピンズ)、数字が索子(ソウズ)を表現しています。
ドラ表示牌が一であればドラは二、ドラ表示牌が二であればドラは三、ドラ表示牌が三であればドラは四、・・・、ドラ表示牌が八であればドラは九、ドラ表示牌が九であればドラは一
ドラ表示牌が①であればドラは②、ドラ表示牌が②であればドラは③、ドラ表示牌が③であればドラは④、・・・、ドラ表示牌が⑧であればドラは⑨、ドラ表示牌が⑨であればドラは①
ドラ表示牌が1であればドラは2、ドラ表示牌が2であればドラは3、ドラ表示牌が3であればドラは4、・・・、ドラ表示牌が8であればドラは9、ドラ表示牌が9であればドラは1
上記のようにドラ表示牌が九だった場合はドラは一、ドラ表示牌が⑨だった場合はドラは①、ドラ表示牌が9だった場合はドラは1、と数字が最初に戻りドラとなります。

白、發、中の場合は白→發→中と順番となっており、ドラ表示牌とドラの関係は以下となります。
ドラ表示牌が白であればドラは發、ドラ表示牌が發であればドラは中、ドラ表示牌が中であればドラは白
東、南、西、北の場合は東→南→西→北と順番となっており、ドラ表示牌とドラの関係は以下となります。
ドラ表示牌が東であればドラは南、ドラ表示牌が南であればドラは西、ドラ表示牌が西であればドラは北、ドラ表示牌が北であればドラは東

それ以外に元々ドラとして扱われている牌もあり、赤五、赤⑤、赤5は赤ドラと呼ばれこれも同様にドラにります。
なお麻雀アプリによっては牌の色が変わったり、牌が光って表示されるため、どれがドラになるのか分かるようになっています。また麻雀アプリによっては牌山が表示されないものもありますが、その場合は画面のどこかに牌が表になっているところがありますので、それがドラ表示牌を示しています。

ドラについては増やすことができます。それは2つ存在し、リーチで和了った時とカンをした時です。
まずリーチで和了った時はドラ表示牌の下にある牌を表にすることができ、その牌がドラ表示牌と同様の扱いとなるため、その次の牌がドラとなります。ドラ表示牌の下の牌を「裏ドラ表示牌」と呼んだりします。
カンをしたときはドラ表示牌の右隣りの牌を表にすることができ、その牌がドラ表示牌と同様の扱いとなるため、その次の牌がドラとなります。ドラ表示牌の右隣りの牌を「カンドラ表示牌」と呼んだりします。

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